【宴会・料飲】ホテルのレストランスタッフの仕事

 

ホテルのレストランスタッフの仕事は、調理だけではありません。まずは宴会・料飲部門の仕事内容や役割、やりがいなどをお伝えします。

 

グリーター／グリートレス

 

グリーターやグリートレスの主な仕事は、レストランでお客様を出迎え、席まで案内することです。その他には以下のような仕事があります。

 

 

お客様を最初に出迎えるポジションなので責任感が伴いますが、それは同時に誇りをもって仕事ができることにつながっているようです。

 

お客様から「ありがとう」「おいしかった」などの声を一番に聞けるのはグリーターやグリートレスならではの喜びと言って良いでしょう。

 

 

ウェイター／ウェイトレス

 

ウェイターやウェイトレスの仕事は以下の通りです。

 

 

場合によっては、ウェイターやウェイトレスがお客様を席へご案内するケースもあります。

 

仕事内容を並べると単純作業のように見えますが、ウェイターやウェイトレスはお客様の特別な時間・空間を演出する役割を担っています。そのためにはお客様との絶妙なコミュニケーションも欠かせません。

 

集中力や体力が必要な仕事ですが、お客様の笑顔を間近で見られることはモチベーションアップにつながるのだそうです。

 

 

バーテンダー

 

バーテンダーは、お酒を提供することに限らず以下のような仕事も行っています。

 

 

この職業はお酒を提供するのはもちろんのこと、お客様のニーズを素早く察知して居心地の良い接客を行う必要があります。清掃や道具、グラスなどの手入れをすることも大事な仕事の一つなのです。

 

お客様の好みや気分に合わせるために、オリジナルカクテルのレシピを持つバーテンダーや、数百種類のカクテルのレパートリーを頭の中に入れているバーテンダーもいます。

 

特にオリジナルカクテルを生み出すことは、バーテンダーにとってはこの上なく面白さを感じるものでしょう。

 

 

ソムリエ

 

ソムリエは、ホテルのレストランにおいてワインの提案や提供、管理を引き受けています。

 

お客様の好みと料理の組み合わせを踏まえてワインの提案をするので、ワインの産地や歴史などの幅広い知識が求められます。最高のワインを提供するには、それぞれのワインに適した品質管理も不可欠です。

 

また、お客様の目の前でワインをサーブしなければならず、立ち居振る舞いや所作の美しさにも気を配る必要があるでしょう。

 

お客様の気分や好みにピッタリ合ったワインを提供できたときや、美味しいワインに出合えたときの喜びや感動はとても大きいのだそうです。

 

【調理】ホテルのレストランスタッフの仕事

 

続いて、調理部門の仕事内容などを確認していきましょう。

 

ホテルのレストランに就職するときに、知らないセクションがないように準備を進めてみてくださいね。

 

総料理長

 

総料理長は調理スタッフを管理、指揮する立場にあります。

 

また、複数のレストランを管理している場合、料理長（シェフ）のことは「総料理長」と呼ばれるようです。主な仕事は、以下の通りです。

 

 

総料理長は調理スタッフの人事管理や調理体制の整備、予算管理に至るまで、レストランにおける多面的な業務をこなしています。

 

それぞれのホテルならではのコンセプトや格式、個性を考慮し、お客様を喜ばせるメニューを考案することも総料理長の大切な仕事のひとつでしょう。

 

伝統を継承する誇りを持っている総料理長はたくさんいます。また、料理への探求心を発揮し、「最高の一皿」を創り上げることは総料理長にしか味わえない面白さと言っても過言ではありません。

 

シェフ

 

シェフは総料理長の指揮や管理を、現場で滞りなく遂行するポジションです。しかし総料理長という役職がない場合は、シェフが厨房を取りまとめる最高責任者となるようです。

 

 

以上のような仕事をこなすシェフですが、料理の見た目や味付けの最終確認から管理業務まで調理技術に留まらない業務まで求められます。

 

調理人としての豊富な経験はもちろんのこと、マネジメント能力も必要とされる仕事と言えるでしょう。

 

シェフになると重い責任を請け負うことにもなりますが、料理で自らの考え方や世界観を示すことができます。シェフの感性と技術がお客様を喜ばせることにも直結するので、仕事という枠組みを忘れて調理に没頭する人は多いのだそうです。

 

 

ソーシエ

 

ソーシエは、フランス料理を作るうえで主にソース作りを担当しています。

 

以下のような業務を行うソーシエは、高い技術と知識を持ったトップレベルの料理人が担当する崇高な仕事と言えます。

 

 

ソースは「料理の命」とも呼ばれています。ソーシエの腕が素材の良さを引き出し、料理の味を決めるのです。ソースの開発は、確かな知識と技術、さらに豊かな発想力が必要でしょう。

 

また料理の見た目においても、ソースを使って点状や曲線を生み出し美しく盛り付け、料理を芸術的に仕上げるのもソーシエの重要な仕事です。

 

料理の味を決めるソース作りは、味を一途に探求する面白さがあります。お客様の食べ終わった皿がソースまで綺麗になくなっていると、仕事の難しさや大変さを忘れるほど心が満たされるのだそうです。

 

 

ブッチャー

 

ブッチャーは肉類の仕入れや下処理を担当しています。主な仕事内容は以下の通りです。

 

 

肉の品種や部位の美味しさを活かすには欠かせないセクションです。高い専門性が必要とされるので、一つのことを突き詰める面白さがあるでしょう。

 

料理ごとに合うサイズや重量の肉をカットし、また適切な方法で肉類を管理・保管することは正確さや経験が重要なのだそうです。

 

 

ベーカリー

 

ホテルのレストランには、パンを作るベーカリーという仕事もあります。

 

 

これらのような業務を担っており、ホテルの格式や個性に合ったパンを作るために日々の研究に余念がありません。

 

ホテルの朝食で提供されるパンを目当てに訪れるお客様は多く、さまざまな世代にパンの魅力を伝えています。

 

 

パティシエ

 

パティシエは、ホテルのレストランで提供されるデザートを作っています。

 

 

ホテルのレストランや、結婚式、ビュッフェではたくさんの洋菓子を作るので、チームワークが重要な仕事です。

 

膨大な量のデザートを作るだけではなく、一目でお客様を魅了するような芸術的な視点も必要。美味しさや飴細工などを作り出す繊細な技術・知識のほか、色彩感覚や美的センスなども欠かせないのです。

 

お祝いや記念日など、特別な思いを持ってデザートを注文するお客様は少なくありません。お客様に幸せな時間と空間を提供できることも、パティシエとしての喜びとなっているでしょう。

 

 

洗い場

 

ホテルのレストランでは、洗い場を担当している人もいます。

 

 

洗い場の担当者は以上のような業務を担っていますが、料理人の見習いであることが多いのだとか。

 

綺麗で早い仕事を覚えることはもちろんのこと、「厨房やレストラン全体がどのように動いているのか」「先輩やシェフがどのような仕事をしているのか」を観察することも大切な仕事のひとつです。

 

自分なりに作業の効率化を考えたり、片付けの工夫を凝らしたりすることは、仕事の面白さだけではなく、周囲からの信頼を得るきっかけになっているようです。

 

 

ホテルのレストランのバイトにはどんな仕事内容がある？

 

地方のレストランのバイトには、以下のような仕事内容があります。

 

 

調理の道に進みたい方にはどれも有利に働く仕事内容です。未経験でも目標や語学力、ホスピタリティがあれば歓迎される職種と言って良いでしょう。

 

時給の相場は、地方のホテルのレストランだと800円台、首都圏では1000円ほどです。ホテルのレストランスタッフは比較的採用されやすいので、バイトから調理やホールの経験を積む人が多いのだとか。

 

レベルの高い接客や厨房での動きが求められますので、ホテルのレストランに就職するまでに即戦力となるスキルを身に付けることができるかもしれません。

 

 

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就職前にホテルのレストランの仕事内容を一通り押さえよう！

 

ホテルのレストランに就職する前には、自分のやりたい職種以外の仕事を必ず把握しておくようにしましょう。

 

ホテルの仕事はチームワークが重要です。一見つながりのないような仕事でも、ホテル内の徹底した連携の有無がお客様の満足度を左右していることが多いのです。

 

自分の仕事だけではなく他にどんな仕事があるのかに注意し、「ホテルの業務は一つの仕事だけでは完結しない」ということは覚えておいてくださいね。

 

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