【ベーカリーの年収例】パン職人の給料とキャリアパスとは

パン職人として働きたいと考えている方の中には、ベーカリーに勤める人の年収やキャリアパスについて知りたいという方がいるかもしれません。本記事では、ベーカリーで働くパン職人の年収の実態と、経験や役職、勤務地、資格などによる年収差について詳しく解説します。さらに、キャリアアップや高収入を目指すための方法も紹介します。

目次

    ベーカリーで働く

    男性パン職人

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    ひと口に「ベーカリーで働く」といっても、店舗のタイプや働き方はさまざまです。商店街の個人店舗から、全国チェーン、ホテル内のベーカリーなど多種多様で、パートやアルバイトで働く方も少なくありません。

     

    選択肢が多いため「こんなお店で働きたい」「こういう働き方がしたい」といった希望がかないやすい職種ではないでしょうか。

     

    ベーカリーに勤めるパン職人の年収や、高収入を目指す方法を把握して、パン職人としてのキャリアプランを考えてみましょう。

    ベーカリーで働くパン職人の年収

    パン製造

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    ベーカリーで働くパン職人の年収はどの程度なのでしょうか。平均年収や勤務地による年収差などを、細かく見ていきましょう。

    平均年収と男女別の差

    厚生労働省のデータによると、2022年のパン製造業・パン職人の全国平均年収は344万8000円でした。

     

    また、食品・たばこの製造業という括りでは、性別による賃金の差が見られます。2022年の平均年収は、男性が319万1000円、女性が263万9000円という結果でした。

     

    参考:

    パン製造業・パン職人の全国平均年収について/職業情報提供サイトjobtag

    食品・たばこ製造業の男女別平均年収について/e-Stat 統計で見る日本

    経験や役職による年収差

    パン職人の年収は、熟成した技術が身についてくる30代半ばから、定年退職を迎える60代まで安定している傾向が見られます。

     

    2022年におけるパン製造業・パン職人の平均年収は、20歳〜24歳の平均年収は、292万1700円でした。35歳〜39歳の平均年収は384万400円で、ピークは40歳〜44歳の391万6100円です。55歳〜59歳では363万7500円と、徐々に下がっていきます。

     

    働き盛りの時期の賃金が、他の業種と比べて低いことは事実かもしれません。しかし、熟練のパン職人には、世の中の需要があります。70歳以降の平均年収は233万1500円で、一般的なサラリーマンが定年退職を迎えた後も、老後の生活を支えるだけの収入を得ているパン職人がいるようです。

     

    定年退職後も再雇用で働いたり、独立開業したりといったチャンスが大きいことは、職人ならではの強みといえるでしょう。

     

    また、役職によるパン職人の年収差は、企業の規模や地域によってばらつきがあると考えられます。一般的には係長クラスで平均400万円前後、課長クラスで540万円前後、部長クラスで650万円前後といわれています。

     

    参考:パン製造業・パン職人の年齢層別平均年収について/職業情報提供サイト jobtag

    勤務地による年収差

    勤務地による年収差は、無視できない開きがあります。

     

    2022年のデータによると、東京都のパン製造業・パン職人の平均年収は393万3000円。全国の平均年収を、50万円近くも上回っています。

     

    一方、地方の平均年収は北海道で302万6000円、宮城県で327万2000円、栃木県で347万円と、ばらつきがあります。

     

    パンの消費量が多いといわれる奈良県では507万4000円と、突出して高い地域がある一方で富山県では282万円、沖縄県では267万7000円と300万円に届かない地域も。奈良県と沖縄県を比較すると、約240万円もの差があるのですね。

     

    参考:パン製造業・パン職人の地域別平均年収について/職業情報提供サイト jobtag

    資格による年収差

    パン職人は資格がなくてもできる仕事です。しかし、自分の技術を証明したり、より高度な知識を得たりするためには資格を取ることが有効です。また、食品を扱う事業所に必ず配置しなければならない「食品衛生責任者」を務めるなど、特定の役割を担うために必要な資格もあります。

     

    職場によってはパンの製造や店舗の運営に役立つ資格を取ることで、資格手当がついて収入が増やせることも。金額は企業によってさまざまですが、ひとつの資格につき5000円〜10000円前後が相場のようです。

    ベーカリーで高収入を目指す方法

    パン屋

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    一般的に「賃金が低い」とされるベーカリーのパン職人ですが、努力や工夫によって収入を増やせる可能性はあります。高収入を目指す方法を見ていきましょう。

    経験とスキルを積む

    まず重要なのは、パン職人としての技術を高めることです。経験とスキルを積み重ねましょう。年齢層別の平均年収から読み取れる通り、若いうちは収入が低くて苦労を感じることもあるかもしれません。

     

    しかし、順当にキャリアを重ねていけば安定した収入が得られ、定年退職後もパン職人として働き続けられる可能性があります。

    役職に就く

    役職に就くことで、収入が大幅にアップすることがあります。勤務先の経営状況や規模にもよりますが、一般的な会社員以上の年収を得られるケースも。

     

    ただし、高収入を得られる役職には、重い責任が伴います。企業の存続を左右する立場を任されたり、人手不足を補うために現場で残業したりといった働き方になるかもしれません。

     

    自分が望むワークライフバランスを考えて、キャリアプランを立てましょう。

    資格を取得する

    先述の通り、パンの製造やベーカリーの運営に役立つ資格を取ることで、資格手当がつく場合があります。

     

    パン職人の収入アップにつながりやすい資格としては、以下のような資格が挙げられます。

     

    • ・パン製造技能士
    • ・調理師免許
    • ・製菓衛生士
    • ・食品衛生責任者

     

    勤務先によっては、福利厚生でこうした資格を取得するための費用を補助してくれることもあります。ぜひ、前向きに取得を検討してみてくださいね。

    都市部で働く

    一般的には、都市部であるほど労働者の賃金は高くなります。奈良県などの例外もありますが、パン職人もおおむね当てはまるのではないでしょうか。

     

    地方には地方の良さがあり「この地域で働きたい」というこだわりを持つパン職人もいるため一概にはいえませんが、都市部のベーカリーで働くことが収入アップにつながる可能性はあります。

    転職を検討する

    より良い条件で働けるベーカリーへの転職は、収入アップの近道かもしれません。長く働いても賃金が上がらない企業や、キャリアアップを望めない企業で働いている場合などは、転職を検討しても良いでしょう。

     

    パン職人としての経験を積んでいるため、転職活動は有利に進む可能性があります。ただし、賃金だけにとらわれず転職後の役割や職場の雰囲気、働き方などもしっかりと吟味してくださいね。

    パン職人の転職先にはホテル内のベーカリーもおすすめ!

    ホテルの朝食

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    「より品質の高いパンを作りたい」「いろいろなお客様に自分が作ったパンを食べてもらいたい」というパン職人には、ホテル内ベーカリーへの転職もおすすめです。ホテルのベーカリーは、原材料からこだわったパンを提供していることが多く、パン職人としてのやりがいを大いに感じられるのではないでしょうか。

     

    また、ホテルを運営している企業は規模が大きく、評価制度やキャリアアップ制度が整っていることが多い傾向にあります。「着実にキャリアを重ねて収入を増やしたい」という場合も、希望がかなうのではないでしょうか。

     

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