生活サイクルが乱れる夜勤……。どうやって整える?

夜勤をする場合に心配なのが、生活サイクルの乱れ。本来寝る時間に働くのですから、夜勤の生活サイクルは特殊なものです。これから夜勤を始めるという方の中には、生活サイクルが変わることに不安を覚えているという方もいるでしょう。夜勤の生活サイクルはなぜ乱れてしまうのでしょうか?生活サイクルを整えるための工夫についても紹介します。

目次

    夜勤の生活サイクルはなぜ乱れる?

    iStock.com/bee32

     

    人間の体は夜になると、心身を休めるために眠くなるような仕組みになっています。

     

    脳が体内時計に働きかけ、休息を取るように指令を出すのです。

     

    夜に寝て、昼間に活動するというのは、人間の正しい生活サイクル。

     

    しかし、夜に仕事をする夜勤の場合は、その逆の生活サイクルを送ることになります。

     

    ホテルや旅館、コンビニエンスストアなど、365日24時間営業している業界では、必ず夜勤があります。

     

    シフト制で交代で夜勤が発生する場合は、夜勤と日勤が交互に発生するため、シフトに合わせた生活サイクルを送らなければなりません。

     

    勤務する時間帯が全く異なる夜勤と日勤では、勤務時間前後の過ごし方も全く異なります。

     

    それぞれに合わせた生活サイクルを送らなければならないので、生活サイクルを整えるのは困難です。

     

    夜勤は、本来人間が送るべき生活サイクルを送れないだけでなく、シフトによっては生活サイクルを規則正しくすることが不可能な働き方です。

     

    そのため、夜勤は生活サイクルが乱れてしまうのです。

     

    不規則な生活になってしまいがちな夜勤で、体調を悪くしてしまうということも珍しくありません。

     

    日勤と夜勤の生活サイクルの違い

    iStock.com/Krisada tepkulmanont

     

    一般的な日勤の仕事の場合、朝起きて仕事をして、プライベートを過ごして、夜に寝る、というのが生活サイクルです。

     

    一方の夜勤では、夕方起きて仕事をして、翌朝に退勤し、日中に寝るというサイクルになります。

     

    出勤前にプライベートの時間を確保したり、元気があれば退勤後にプライベートを過ごしたりすることもあるでしょう。

     

    日勤の場合は、規則正しい生活サイクルを送ることは難しくありません。

     

    しかし夜勤の場合は、夜勤に合わせた生活サイクルに就寝時間や起床時間を調整しなければならないのです。

     

    19時に退勤した日勤の翌日が、16時に出勤する夜勤で、夜勤の退勤時間は翌朝10時。

     

    日勤と夜勤が混在するシフトの場合は、このような勤務になることも珍しくありません。

     

    一見、翌日の出勤時間までに十分な時間があるように思えますが、夜勤に備えて日中に休息を取る必要があります。

     

    日勤では仕事をしている時間帯に、仮眠を取るなどして体を休めなければ、夜勤が務まりません。

     

    このような調整を繰り返しているうちに、生活サイクルが乱れてしまうのです。

     

    また、夜勤が続くと疲れがたまり、退勤してから次の勤務まで、寝たり起きたりを繰り返しながらメリハリのない生活になってしまうこともあります。

     

    夜勤の生活サイクルを整えるためには?

    iStock.com/Krisada tepkulmanont

     

    生活サイクルが乱れがちな夜勤。意識的に生活サイクルを整えなければなりません。夜勤の生活サイクルを整えるために意識したいことを紹介します。

     

    夜勤前後に寝すぎない

     

    夜勤の場合は、夕方から翌朝からが勤務時間になるため、長丁場。

     

    長時間の勤務に備えて、寝だめしておこう!と考えることもあるかもしれません。

     

    実際、出勤ギリギリまで寝ていたり、夜勤明けの翌朝は目が覚めるまで泥のように眠ったりということもあるでしょう。

     

    睡眠時間が短いことも問題ですが、極端に長い睡眠時間も生活サイクルを乱す原因に。

     

    夜勤続きでない限りは、夜勤の日も朝は起きて、出勤前に数時間の仮眠、夜勤明けも仮眠程度で、夜になってから十分な睡眠時間を確保するのは好ましいでしょう。

     

    夜勤中に仮眠を取る

     

    夜勤の勤務時間の拘束は18時間程度。間には2時間程度の休憩時間も含まれます。

     

    日勤の休憩時間の場合は、ランチを楽しんだり、動画を見たり、自由に過ごすことができます。

     

    もちろん、夜勤の休憩時間も自由ですが、休憩時間には仮眠を取ることを意識しましょう。

     

    翌朝までの勤務に備えて30分程度でも仮眠をすると、疲労回復ができるため、夜勤明けに寝過ぎてしまうこともありません。

     

    質の良い仮眠が取れるよう、部屋は暗くして横になるのがおすすめです。

     

    仮眠室などがあれば、利用するようにしてください。

     

    消化に良い食事を食べる

     

    疲れがたまると、味が濃いものが食べたくなったり、辛い物が食べたくなったりしてしまうことがあります。

     

    夜勤明けのこってりしたラーメンが楽しみ!という夜勤勤務者もいるかもしれません。

     

    しかし、味が濃かったり刺激が強すぎたりする食事は、消化器官に負担がかかり、太る原因にもなってしまいます。

     

    特に夜勤明けに疲れた体には、負担が大きすぎてしまいます。

     

    体に染み渡る感覚はやみつきになってしまいそうですが、控えめにするのがおすすめ。

     

    夜勤明けに重めの食事をとったことで、就寝中も胃腸は動きっぱなしということになってしまいます。

     

    内臓にも、活動の時間と休息の時間が必要です。

     

    体が疲れていると感じた時は特に、消化に良い食事をとって、内臓も休めるようにしましょう。

     

    食事の時間を決める

     

    夜勤の場合、食事の時間も乱れてしまいがちです。

     

    起きた時間に食べる、お腹がすいたら食べる、というように、規則正しく食事を取ることも難しくなってしまうことも。

     

    疲れたから食事を抜くということもあるでしょう。

     

    決まった時間に規則正しく食事を取ることも、生活サイクルを整えるためのポイントです。

     

    夕食の時間を確保するのが難しいからこそ、朝食や昼食は時間を決めて取るようにしましょう。

     

    意識しないと、まともな食事は一食しか取れていないということにもなりかねません。

     

    夜勤の生活サイクルは睡眠と食事でコントロール!

    iStock.com/kohei_hara

     

    夜勤は、睡眠や食事の時間にも影響が出る働き方。

     

    生活サイクルが乱れてしまうのは、仕方のないことかもしれません。

     

    長く健康的に働き続けるためには、可能な限り規則正しく生活するように意識する必要があります。

     

    睡眠と食事を大切にして、生活サイクルを上手にコントロールしてくださいね!

    ご入力いただいたメールアドレスに資料をお送りいたします。

    必須企業名

    ご担当者様名を入力してください

    必須ご担当者様名

    ご担当者様名を入力してください

    必須メールアドレス

    メールアドレスを入力してください

    必須電話番号

    電話番号を入力してください

    資料請求のお申し込みを受け付けました

    資料請求をお申し込みいただきありがとうございました。
    入力いただいたアドレスにメールをお送りいたしましたので、ご確認ください。

    万が一メールが届かない場合は、info@omotenashi.workまでお問い合わせいただきますようお願いいたします。

    ページ上部へ戻る