イベントコンパニオンの仕事はここが辛い！

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人から注目される花形職業のイベントコンパニオンですが、仕事にはどのようなつらさがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

収入が不安定

イベントコンパニオンを務めるためには、まずタレント事務所やエージェント会社と契約を結ぶことが必要です。

容姿が一定水準に達していない、コミュニケーションスキルが不十分といった判断をされれば、登録すらできない厳しい世界なのです。登録後も実際のイベントに出るためには、複数回にわたる書類選考や面接などがあり、合格しなければコンパニオンとして働くことはできません。

また、容姿やコミュニケーションスキルが優れていても、他のコンパニオンとのバランスやイベントの雰囲気とマッチしなければ選ばれないでしょう。

給与は時給制で、一般的なアルバイトよりも高く設定されていることがほとんどですが、コンスタントに稼働できなければひと月の収入はとても低くなります。

そしてイベントは、常に開催されるわけではありません。コロナ禍の時期などはイベントが軒並み中止になったため、金銭的に困窮した方もいるのではないでしょうか。

キャリアアップの見込みが低い

一般的にイベントコンパニオンは20歳前後から30歳前半くらいまでの方がメイン層とされています。イベントコンパニオンから芸能界に転身する方もいますが、成功するのはほんのひと握りの方だけでしょう。

30代に差し掛かるころには、次のキャリアを考えなければなりません。学生さんのアルバイトや会社員の副業なら「効率の良いお小遣い稼ぎ」と思って働けますが、本業として20年・30年と続けることは、ほぼ不可能かもしれません。

さらに一般的な企業へ転職しようと思っても、イベントコンパニオン以外の経験や仕事でいかせるスキルがなければ転職活動に苦労するリスクがあります。

身体への負担が大きい

イベントコンパニオンは、ヒールのある靴や身体にフィットする衣装を着て、長時間立つ仕事です。靴擦れや腰痛などで身体がつらくても、笑顔でさわやかな対応をしなければなりません。

また、顔立ちの美しさだけでなく、スタイルも非常に重要。体型を保つためのダイエットやトレーニングなど、普段からの努力が必要不可欠です。自分に厳しくすることで大きなストレスを感じたり、過激なダイエットをして体調を崩したりすることも考えられます。

また、イベントは長時間にわたって開催されたり、何日も連続で行われたりします。すべての日程で稼働する場合などは、連日長時間労働になることも。働けば働くほど収入は増えますが、身体はきつくなるでしょう。

多様なスキルが求められる

イベントコンパニオンは外国人のお客様と英語でコミュニケーションを取ったり、ステージで歌や踊りを披露したり、司会を務めたりすることがあります。

また、展示品をお客様にアピールすることも大切な役割で、イベントごとに新しい知識を身につけなければなりません。その一方で、チラシ配りやアンケート用紙の回収といった地道な業務を任されることも。

いずれの仕事も人の目につくところで行うため、そつなくこなして楽しそうにふるまわなければなりません。

出費が多い

イベント会場までの交通費は、自腹であることが一般的です。高い時給をもらっても、自宅から会場までの道のりが遠ければ、実入りが減ってしまうでしょう。

また、みずみずしい肌や引き締まったスタイルを維持するための出費もかさみます。化粧品や美容食品、スポーツジムの会費などを支払うと、ほとんど貯金ができないということもあるでしょう。

嫌な思いをすることも

人前に出る仕事ならではの、嫌な思いをすることもあります。

きわどいアングルで写真を撮られる、思い込みの激しい相手からストーカーされるなどのトラブルや、イベントコンパニオン同士でいざこざが起こったり、知らない人に容姿をけなされたりするかもしれません。来場者から横柄な態度を取られる、ハラスメントの被害に遭うといったことも考えられます。

また、最近は「外見で人を評価したり、差別したりすることをやめよう」という動きが活発です。美しさを武器に働くイベントコンパニオンは、バッシングを受けやすい職業になりつつあるのではないでしょうか。

イベントコンパニオンの経験がいかせる転職先を見てみよう！

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イベントコンパニオンという職業は、一般的な企業では通用しにくい経験かもしれません。しかし、優れた容姿やマルチスキル、多くの人とコミュニケーションを取ってきた経験は、必ず役に立つはずです。イベントコンパニオン経験者に適した転職先を見ていきましょう！

接客業全般

磨き抜かれた容姿は、接客業で有利に働く場合があります。モデルのように商品を着こなして服を売るアパレルショップや、異性への接客がメインであるナイトクラブなどで活躍できるのではないでしょうか。

また、人と接する機会が多かったことも接客業でいかせるポイント。きれいな姿勢を保つ努力をしてきた方や、語学スキルのある方は、宿泊施設のスタッフなども向いているかもしれません。

営業職

自分自身を商品として売り込むイベントコンパニオンは、究極の営業と言えるのではないでしょうか。その経験は、営業職で役立つことでしょう。

「商材は誰から買っても同じだけど、営業の担当者を見込んで契約を結ぶ」ということは多いものです。見た目の美しさが有利に働くこともあるでしょう。もちろん容姿だけでなく、展示会で商品をアピールした経験や、人とコミュニケーションを取るスキルもいかせるはずです。

美容関係の仕事

容姿に磨きをかけるためにしてきた努力は仕事でもいかせます。美容部員、美容サロンの受付、エステティシャンなどへの転職を視野に入れても良いでしょう。

スパやマッサージサロンを備えた旅館・ホテルなどでも活躍できるかもしれません。

イベントコンパニオンからの転職はエージェントに相談しよう！

イベントコンパニオンの経験で得たスキルや、自分の特技をしっかりいかせる転職先を選ぶことがポイントです。エージェントに相談すれば的確なアドバイスがもらえるのではないでしょうか。

ホテル・旅館への転職は、おもてなしHRにお任せください。