洋食の正しい配膳とは?提供時のマナーと併せて見てみよう!

「一汁三菜」で構成される和食は、配膳の位置が決まっています。主食は左の手前、汁物は右に置くなど、覚えてしまえば簡単なルールでしょう。一方、洋食の提供にはさまざまなスタイルがあり、配膳に明確なルールはありません。何をどこに置けば良いのか分からずに悩む場合もあるのでは。洋食の配膳において、押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

目次

    【洋食の配膳】基本の並べ方

    エビフライ定食

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    洋食の配膳は、バランスと食べやすさを考えることが重要です。基本的な配膳を見ていきましょう。

    和食の配膳をなぞる

    和食のルールをなぞれば、見た目も良く食べやすい配膳ができます。ロールパンやスライスしたバゲットなどの主食は右の奥に配膳し、スープは汁物の位置である右の手前に置きましょう。メインディッシュは中央、サラダは副菜の位置である左の奥です。

     

    また、日本ではメインのおかずがハンバーグなどの洋食であっても、ご飯と味噌汁をつける献立が一般的。複数のメニューをテーブルに並べる時は和食のルールに従えばきれいに収まるはずです。

     

    ただし、朝食の食パンなど素早く済ませる食事の場合は、主食を中央に配膳したほうが適切でしょう。TPOに合わせて位置を入れ替えてもOKです。

    大皿は中央に

    洋食の提供スタイルは多種多様です。ひとつのお皿にメインと付け合わせが乗っているものや、オムライスやパスタ、カレーライスなどのように主食とおかずがひとつになった料理もあります。

     

    こうしたメニューを「主食だから」といって右の奥に配膳すると、非常に食べづらく見た目も良くありません。大きなお皿は中央に置くことをおさえておきましょう。

    カトラリーは右側に

    コース料理の場合は右側にナイフ、左側にフォークを置いて内側から使う順番に並べますが、ふだんの食事では、カトラリー類を右側にそろえて置きます。

     

    また、左利きの人も、カトラリーを持つ際は右利きの人と同じように持った方がマナーが良いとされていますが、家での食事やカジュアルな食事であれば、持ちやすいように持っても良いでしょう。左利きの人のカトラリーは、状況に応じて配置を変えてくださいね。

    ドリンクは右上

    食事にドリンクをつける場合は、誤って倒したり、こぼしたりしにくい位置である右上が適切です。

     

    なお、右上をスープを配膳する位置でもあります。スープとドリンクを一緒に出す場合は、スープのやや右斜め上あたりにドリンクを置くと良いでしょう。

    【洋食の配膳】提供する際のマナー

    ゲストが席についている状態で洋食を配膳する際には、お皿の扱い方などに関するマナーを守ることが重要です。

     

    こうしたマナーを覚えておくと、レストランのホールスタッフやホテルのバンケットスタッフといった仕事をする際、役に立つはず。代表的なマナーの例を見ていきましょう。

    皿を運ぶ際は親指を伸ばす

    料理を乗せた皿を運ぶ際は、人指し指から小指までが皿の下、親指が皿の上に来るようにふちを挟んで持ちます。

     

    この時、注意したいのは親指をまっすぐに伸ばすこと。料理に指が入ったり、皿に指紋が付いたりすることを防げます。

     

    料理を美しく清潔に提供するための重要なポイントなので、しっかり意識してくださいね。

    料理は左側から・ドリンクは右側から提供する

    ゲストが着席しているテーブルに配膳する際は、料理は左側から、ドリンクは右側から提供することが基本。

     

    左右を区別することによって、誤ってグラスを倒したり、料理にドリンクの水滴が垂れてしまったりすることを防ぐためです。

    料理をテーブルに置いてから向きを変えることはNG

    美しく料理を盛り付けた皿は、テーブルに並べる際の向きも重要です。しかし、皿をテーブルに置いてから向きを調整するのはマナー違反。

     

    テーブルに置く前に向きを確かめて配膳しましょう。

     

     

    洋食の配膳をマスターして食卓を華やかに!

    レストラン

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    彩りが豊かで目で見て楽しいメニューが多い洋食。配膳の基本を押さえれば、食卓がより華やかになることでしょう。今回の記事を参考に、ベストな配膳を考えてみてくださいね。

     

    なお、レストランサービスやバンケットの仕事に興味のある方は、おもてなしHRにご登録ください。

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