生クリームがない！牛乳で代用できる？

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生クリームと牛乳は、どちらも牛のミルクでできています。生クリームがない時などに「牛乳で代用できるのでは？」と考える人は多いでしょう。

しかし、生クリームと牛乳には明確な違いがあります。生クリームは乳脂肪分が18%以上のものと定義され、製品によっては20％～50％ということも。一方、牛乳の乳脂肪分は3.8％。

乳脂肪分に大きな差があるため、牛乳は生クリームに比べてコクが少なく、さらっとしています。生クリームの代用品として牛乳を使う際には、生クリームの状態に近づけるための工夫が必要かもしれません。どのような工夫ができるのか、詳しく見ていきましょう。

生クリームを牛乳で代用する時は他の材料を加えよう！

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ポタージュの仕上げにひと垂らしするなど、少量であれば牛乳をそのまま生クリームの代わりに使える場合もあります。

しかし、生クリームのとろみやコクを再現したいのであれば、牛乳に他の材料を加えることがおすすめです。適切な材料を紹介します。

水切りヨーグルト

水を切ったヨーグルトには程よい弾力があり、牛乳に混ぜることによってケーキのデコレーションにも使える硬さになります。用途によって、水切りの時間やヨーグルトの割合を調整すると良いでしょう。

味は生クリームよりもさっぱりとしており、さわやかな酸味があります。

バター

バターは牛乳に脂肪分をプラスしてコクを出したいときに使えます。牛乳とバターを耐熱容器に入れ、電子レンジで温めてからよく混ぜ合わせましょう。

料理に使う場合は有塩バターでも良いですが、お菓子作りには無塩バターが適しています。また、この方法では泡立てた生クリームのような硬さにはならないため、デコレーションには使えません。

ゼラチン

ゼリー状に固めた牛乳をハンドミキサーで混ぜて、生クリームの代わりに使う方法もあります。

水で解いて加熱したゼラチンパウダーと砂糖を牛乳に加え冷蔵庫で冷やせば、牛乳ゼリーのできあがり。それをいったんハンドミキサーで混ぜ合わせた後、30分ほどさらに冷やし、使う直前にもう1度、とろみが出るまで泡立てます。

ただしこの方法ではツノが立つほどの硬さにはなりません。パンケーキなどに添える使い方が適しているでしょう。

生クリームを牛乳で代用するメリット・デメリット

牛乳＋αの材料で生クリームの代用とすることには、メリットもデメリットもあります。詳しく見ていきましょう。

メリット

メリットとしてまず挙げられるのは、生クリームがなくても料理を完成させられることでしょう。また、最近の値上がりラッシュで生クリームは高額。予算を抑えて財布に優しい料理を作るためにも、牛乳による代用は有効です。

また、生クリームを牛乳に置き換えれば、カロリーを抑えて料理をさっぱりと仕上げることができます。アレルギー対応にも活用できるのではないでしょうか。

デメリット

一方、デメリットとして把握しておきたいのは、料理本来の風味が変わってしまうということです。乳脂肪分は料理のコクを左右する重要な成分。思ったような仕上がりにはならない場合があるのです。

また、飲食店で代用品を使う場合は対応に注意してください。本来、生クリームを使うべきところを牛乳で代用するのであれば、お客様への説明と販売価格の調整が望ましいでしょう。

牛乳で代用したことを伏せて提供しても、舌の肥えたお客様には分かってしまうかもしれません。お店の信頼を失わないためにも、適切な対応をしてくださいね。

生クリームの代用品は牛乳の他にもいろいろ！

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今回は牛乳を生クリームの代わりに使う方法について解説しましたが、豆乳やホイップクリーム、ココナッツミルクを使うといった方法もあります。素材によって料理の仕上がりに違いが出るので、いろいろ試してみてください。新しいレシピが生まれるかもしれません。

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