地域おこし協力隊の成功事例を紹介!今後の課題は?

総務相による制度・地域おこし協力隊が発足してから10年以上が経過します。地域おこし協力隊はこれまでにどのような成果を挙げてきたのでしょうか。この記事では、地域おこし協力隊の成功事例と今後の課題について解説します。入隊を考えている人も、地域おこし協力隊を呼び込みたい自治体の担当者も、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

    地域おこし協力隊の成功事例を見てみよう

    実った柿

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    地域おこし協力隊は地方創生を目的とし、総務相が発足した制度です。2009年度から実施されていますが、これまでにどのような成功を収めてきたのでしょうか。また、どういったことが今後の課題として挙げられるのでしょうか。

     

    地域おこし協力隊の成功事例と、今後の課題を見ていきましょう。なお、地域おこし協力隊の概要については以下の記事をご参照ください。

     

    地域おこし協力隊の成功事例

    地域おこし協力隊における「成功」とはどのようなことを指すのでしょうか。地域おこし協力隊の目的は東京一極集中を緩和し、過疎地域の人口を増やすこと、そして地域の活性化です。また、地域おこし協力隊に入隊する人の目的は地方で理想の暮らしを実現したい、地域の魅力を感じながら地方創生に貢献したいといったことが考えられます。

     

    つまり地域おこし協力隊における成功とは、任期満了を迎えた隊員が地域に定住すること、地域おこし協力隊の活動で地域が活気づくこと、そして隊員が地域で充実した生活を送ることではないでしょうか。

     

    この3つの観点から「地域おこし協力隊の成功」と言える事例を紹介します。

     

    香川県善通寺市の成功事例

    神奈川県善通寺市では、地域おこし協力隊として赴任してきた隊員2名が、2名とも地域に定住したということです。元隊員の30代男性は任期中に耕作放棄地の増加に歯止めをかけるために農業法人で農業のノウハウを学び、任期終了後には独立してキウイの栽培を始めたそう(2013年7月時点の情報)。

     

    地域おこし協力隊で身に着けたスキルをいかし、継続して地域に貢献できる事業を立ち上げたという好事例ですね。

     

    北海道喜茂別町の成功事例

    北海道喜茂別町では、8名の地域おこし協力隊員のうち6名が任期満了後に定住しています。その中の1人である40代女性は地域おこし協力隊としての活動は農産加工品の製造販売に携わり、任期満了後にはソバを活用した商品を作る会社を設立し、町のPRに寄与しています。

     

    また、この地域では自家用のソバを作る家庭が多く、各家庭で作られたソバを買い取ることで、多くの人が関わる仕組みが出来上がったということです(2013年7月時点の情報)。

     

    新潟県十日町市の成功事例

    新潟県十日町市では、15名の地域おこし協力隊員のうち9名が地域に定住しました。元隊員の30代男性は隊員期間中に農産物直販・体験交流事業・移住促進などの幅広い活動に携わり、任期満了後には地元の民間非営利団体(NPO)法人の事務局長に就任。

     

    移住促進事業やエコツーリズムの開催など、さらに幅広く活動しているということです(2013年7月時点の情報)。地域おこし協力隊としての活動を継続して、地域の活性化に貢献しているのですね。

     

    参考:地域おこし協力隊の成功事例について/岡山県資料

     

    地域おこし協力隊制度の課題とは

    疑問

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    人と地域にさまざまな成功をもたらす地域おこし協力隊ですが、課題点もあります。それは地域おこし協力隊を受け入れる自治体の姿勢がどのように捉えられるのか、ということ。

     

    インターネットで地域おこし協力隊について調べてみると「自治体は地域おこし協力隊は国が給料を出してくれる無料のアルバイトとしか思っていない」「任期が終われば地方に仕事はなくポイ捨てされる」「赴任してもよそ者扱いでコミュニティに入れてもらえない」など、ネガティブな意見が少なからず出てきます。

     

    有意義な役割を与え、地域にとっても隊員にとっても実りある関係を築きたいと思っていても、役所の人手不足などさまざまな事情で隊員を放置してしまったり、地域住民との交流の場を設けられなかったりといったことがあるのかもしれません。

     

    そのことが、都会からやってきた地域おこし協力隊員の目にはとてもネガティブに映り、地域の評判を下げてしまうのではないでしょうか。

     

    地域おこし協力隊を募集するのであれば、赴任してきた意義に疑問を感じるような扱いをしないよう、受け入れ態勢をしっかりと整えることが必要です。

     

    地方創生に興味がある人にはホテル・旅館への就業もおすすめ

    温泉

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    地域の活性化に一役買いたい、田舎を元気にしたいという志のある人にとって地域おこし協力隊は適した制度です。興味のある人はまず、募集している自治体を探すことから始めてみましょう。

     

    また、地域に根付いた仕事をしたい人にはホテル・旅館への就業もおすすめです。その土地の魅力を深く知り、おもてなしを通して訪れた人に伝える。非常にやりがいのある仕事ではないでしょうか。

     

    ホテル・旅館の仕事探しにはぜひ、宿泊業界専門の就職・転職エージェントであるおもてなしHRをご活用ください。宿泊業に特化した専任アドバイザーが、エントリー先の提案から入社まで、しっかりとサポートします!

     

    なお、地域おこし協力隊に関する記事は以下のページでまとめて紹介しています。併せてご参照ください。

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