ホテル業の自己PRの書き方!例文とまとめ方の注意点
目次
ホテル業界へ就職・転職!自己PRはどうまとめる?
人対人のサービスを提供する接客業では、面接時の印象が重視されます。しっかりと自己PRしたいところですが、何をどのように伝えれば良いのでしょうか。
この記事では、自己PRと長所の違いや、ホテルなどの接客業でアピールすべきポイントについて解説します。
仕事探しに役立つ転職エージェントの活用方法にも触れるので、ぜひ参考にしてくださいね。
ホテルの自己PR作成ポイント
ホテル業・接客業の採用試験で良い印象を与えるには、どのような自己PRが有効なのでしょうか。自己PRをする際のポイントを紹介します。
「自己PR」と長所をしっかり区別する
「自己PR」と「長所」は同じ意味だと思われがちですが、就職・転職活動においては別物です。採用側は、次のような意図を持って自己PRや長所を聞いてくるのです。
【自己PR】
- ・応募者を雇うことで企業にどのようなメリットがあるのかを知りたい。
- ・仕事にいかせるような経験やスキルをアピールしてほしい。
【長所】
- ・応募者が自社の雰囲気とマッチするのか判断したい。
- ・自身の性格や価値観、人柄などを教えてほしい。
長所は自分自身の良い面や人格を伝えるものであり、自己PRは「自分の得意分野は何か」「企業にどのような貢献ができるのか」など、自分自身を採用するメリットをアピールするものなのですね。
自己PRについて質問されたのに長所を回答すると、採用側からは「質問の意図が理解できていない」とマイナスに捉えられるため、十分に注意しましょう。
企業に合ったスキルや熱意をアピールする
ひと口に接客業と言っても、企業によって接客スタイルや扱う商品・サービスは異なります。
自己PRを考えるときは、企業に合ったスキルや熱意を伝えることが重要です。採用担当者からの「当社に合っている人物だ」という評価は、今後の選考にも大きく影響します。
内定に近づく自己PRを作るためには、綿密な企業研究が必要です。応募先の特色をつかみ、それに沿った自己PRを考えてくださいね。
具体的な数字・エピソードをアピールする
接客業は、売上や口コミに大きく左右される仕事です。
「自分の行動でどのような評価が生まれ、どのように良くなったか」という点に焦点を当てて、自己PRを考えましょう。
接客業への転職を検討中の人は現職での貢献度、学生さんは文化祭やアルバイトなどでの経験から具体的な数字・エピソードを練ってはいかがでしょうか。
客観的な評価をアピールする
自己評価をそのまま伝えるよりも、客観的な評価をアピールしましょう。
採用担当者の心を動かす自己PRは「第三者からの評価」を合わせたものです。自分以外の客観的な評価も伝えると、情報に厚みが生まれます。
【経験別】ホテルの自己PRのまとめ方
ホテル業・接客業の未経験者と経験者では、適切な自己PRの方法が異なります。それぞれの例文を参考に、詳しくチェックしていきましょう。
未経験者
「私は通信会社で営業事務の仕事をしています。接客の仕事は未経験ですが、正確性やスピード感だけでなく、気配り・目配りを大切に業務にあたっています。
営業担当者が次にやる仕事を予想して準備を整えておく、処理が滞っている人が居たらフォローに入るといった工夫で業務が円滑に回り、人間関係も良くなっていることを実感しました。また、職場の仲間の役に立ち、感謝の言葉を掛けてもらえることに大きな喜びを感じています。
営業事務の仕事を通して身に付けた気配り・目配りのスキルをホテルの仕事でいかしたいと思い、この業界への転職を決めました。」
接客業の未経験者は、へたに「デキる自分」をアピールするよりも、自ら学ぶ姿勢や意欲をアピールする方が得策です。
その上で、接客業で役立つ経験やスキルを伝えてくださいね。
経験者
「私は現在、○○グランドホテルでベルスタッフとして働いています。私のモットーはお客様の印象に残る、プラスアルファの接客です。
ベルスタッフの仕事は客室までのご案内や荷物をお運びすることで、誰がやっても同じ作業と考える人も居るでしょう。しかし、私は自ホテルを選んでくださった事への感謝の気持ちを示したいと考え、お客様のご様子、ご状況に合わせた対応をするなど、ちょっとした気遣いを心がけております。
その結果、私が案内したお客様はリピート率が高く『この地域ではこのホテルと決めている』『あなたに会うとこのホテルに来たという感じがする』などのお言葉をいただけることが増えました。
今のホテルにおいてもこうしたお客様とのコミュニケーションにやりがいを感じておりますが、規模の大きな貴館でより多くのお客様におもてなしの気持ちを伝えたいと考えています。」
接客業を経験している方は、即戦力であることをとことんアピールしましょう!
接客業は、特に経験が活きる仕事です。転職理由も併せて伝えると、熱意をアピールしやすいかもしれません。
ホテルの自己PR作成に悩んだら
自己PRの意味を理解し、適切に話を組み立てれば、自分の強みやスキル、仕事に対する熱意などをしっかりと伝えられるでしょう。
また、自己PRの作成で悩んだ際には、転職エージェントへの相談もおすすめです。転職のプロであるキャリアアドバイザーが、希望や経験をヒアリングし、あなたの思いを引き出してくれるかもしれません。
ホテル・旅館への転職は、おもてなしHRにご相談ください。
なお、ホテルや旅館スタッフなどの人を喜ばせる仕事に就きたい方向けの自己PRの書き方をまとめた記事もありますので、宿泊業への就職・転職をお考えの方は参考にしてくださいね。