20代・30代の地方移住!移住先での仕事や生活を見てみよう

リモートワークの発達や、サスティナビリティへの関心の高まりによって地方への移住に興味を持つ20代・30代の若者が増えているそうです。実際に過疎地域へ移住を決めた若者は、移住先でどのような生活を送っているのでしょうか。移住先でできる仕事と併せて見ていきましょう。

目次

    移住に関心を持つ20代・30代

    移住

    Maksym-Yemelyanov- stock.adobe.com

     

    「地方への移住」と聞くと50代~60代くらいの人が、静かな土地で穏やかな余生を送るために考えること、というイメージが強いですよね。

     

    しかし、社会人になったばかりの20代や、働き盛りの30代の中にも、地方への移住を考える人は少なくありません。ある調査では、東京在住の若者の6割が、多かれ少なかれ地方への移住に興味を抱いているという結果が出たそうです。

     

    そして、実際に20代・30代で地方に移住し、充実した毎日を送っている若者もいます。その人たちは、何を目的として地方に行ったのでしょうか。どうしてその土地を選び、どのような仕事を見つけたのでしょうか。

     

    この記事では、20代・30代の人が移住先を選んだ決め手や、移住先での仕事などについて解説します。地方への移住を検討する際の参考としてご活用ください。

    地方移住者の傾向:20代

    各地域の移住ポータルサイトにはよく、移住者へのインタビューが掲載されています。インタビューの中から、20代で移住を決めたいきさつをいくつか見てみましょう。

     

    • ・親戚がいる地域に住むことにした
    • ・家業を継ぎ、新事業も始める
    • ・配偶者の地元を訪れて気に入った
    • ・帰省するたびに寂れていく故郷を見るのが切なくて地域を盛り上げるためにUターンした

     

    やりたいことがあったり、地方の雰囲気が気に入ったりした上で、何かしらの縁がある土地へ移住することが多いようですね。20代での移住は、身近に頼れる相手がいるかどうかが決め手になるのではないでしょうか。

     

    その一方、親類や知人がまったくいない土地に単身で移住した人や、観光旅行で見たお祭りの様子に感激して移住を決めたという人もいます。若さゆえの勢いで移住するケースもあるのですね。

     

    ▼後悔しない移住先選びのポイントについてはこちら

     

    地方移住の傾向:30代

    ある程度社会人経験を積んだ30代では、自分のやりたいことや本当の居場所を求めての移住が多い傾向にあります。また、自然の中で子育てをしたい!という希望で移住を決めた人も見受けられました。

     

    • ・夢だったパン屋を配偶者の地元で開業した
    • ・店舗用の物件が安い地域を選びカバンの修理店を開いた
    • ・牧場から引き取った馬がのびのびと運動できる地域に移住した
    • ・自然の中で子育てをするために育児の支援が手厚い地域を選んで移住した

     

    20代と比較すると、よりピンポイントな目的があって移住しているように思えます。30代の移住者は現実を見つめ、しっかりと地に足を着けているのですね。

     

    ▼その他、移住に役立つ記事はこちら

     

    若い地方移住者に適した仕事とは?

    茶摘み

    あんみつ姫 – stock.adobe.com

     

    まだまだ人生の先が長い20代・30代にとって地方移住のネックになるのは「田舎には仕事がない」ということでしょう。しかし、地方に移住して暮らしに満足している若者は口をそろえて「仕事は自分で作るもの、見つけるもの」と語っています。

     

    地方や過疎地に移住した場合、どのような仕事ができるのかを見ていきましょう。

    地域おこし協力隊

    地域おこし協力隊とは過疎地域に活気をもたらすことを目的とした、総務省による取り組みです。入隊すると過疎地域に移住して、以下のような活動に携わることになります。

     

    • ・特産品の開発や販売
    • ・地域住民の支援
    • ・農林水産業への従事
    • ・地域のPR

     

    任期は1年以上3年未満。その間は給料がもらえます。また、社会保険や厚生年金に入れたり、赴任先によっては寮に入れたりするなど、金銭面では一般的な会社員とそう変わらない待遇を受けられます。

     

    活動の最終年か、任期を終えた翌年に起業する場合は補助金をもらえる制度があるため、事業を始めてそのまま住む人もいます。ある程度地域の暮らしに慣れたタイミングで、本格的に移住するかどうかを決められるのは大きなメリットではないでしょうか。

     

    ▼その他、移住支援についてはこちら

    農林水産業への参入

    農林水産業は言うまでもなく力仕事。若者の参入が求められている業界です。農林水産業のハイテク化が進む現代では、なおさら若い人材が必要なのではないでしょうか。

     

    移住先で農林水産業に参入する方法は、大きくわけてふた通り。

     

    既存の業者の元で働く方法と、自分で農林水産業を始める方法です。農林水産省では、新しく農林水産業を始めたい!という人のために、さまざまな支援制度を設けています。

     

    20代・30代の移住者が特に注目すべき制度は「青年等就農計画制度」です。この制度は、原則18歳以上45歳未満で、新たに農業を営もうとする人を対象としています。

     

    就農直後(5年以内)の所得を確保する資金として、最大150万円の支援金が受けられるほか、機械や施設を作るための資金を、無利子で借りることができるのです。自然が豊かな土地に移住し、農業を始めたい!という人は、ぜひチェックしてくださいね。

     

    ▼移住に必要な準備期間の目安はこちら

    参照:青年等就農計画制度について/農林水産省

    地元企業への就職

    「田舎には働き口がない」と言いますが、人が暮らしている以上、何らかの企業はあるはずです。

     

    移住したい気持ちがあるにもかかわらず「たぶん、仕事がないから」という理由で諦めてしまうのはもったいない話ではないでしょうか。移住者を募集している過疎地域の中には、車で少し走れば市街地、というエリアが少なからずあります。

     

    まずは、通える範囲で本当に仕事がないのかどうかを調べてみてください。無理なく通勤できる企業は、意外に見つかるかもしれません。

     

    ただし、過疎地に行くほど給料は低い傾向にあります。その分、家賃の安い住居を探すなどの工夫が必要でしょう。

     

    ▼その他、地方での仕事についてはこちら

    自営業・フリーランス

    組織の中で働くことに違和感を持ち、自営業やフリーランスで身を立てるために移住する人もいます。ウェブライターやデザイナー、プログラマーなどパソコン1台あればできる仕事はたくさんあるでしょう。

     

    また、空き家バンクなどで安く手に入れた民家を改装し、カフェを開くといったことも可能です。

     

    地方への移住や、新規事業の立ち上げに対して補助金を支給している自治体は多数あります。若い世代の移住は夢をかなえ、理想の生活を手に入れるチャンスなのかもしれません。

    移住先での仕事探しはおもてなしHRで!

    温泉地やリゾート地への移住を検討している人は、ぜひおもてなしHRを活用しましょう。おもてなしHRはホテル・旅館に特化した就職・転職支援サービスです。

     

    思わず移住したくなるような自然に囲まれた旅館などには、従業員の寮が用意されていることがあります。仕事と住む場所を同時に見つけ、スムーズに移住できるのではないでしょうか。

     

    登録後は全国の宿泊施設の非公開求人がまだ具体的なプランは考えていないという人も、まずは登録をおすすめします!

     

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