【ホテルの面接】よく聞かれる質問と回答のポイントは?
目次
ホテルの面接でよく聞かれる質問は?
ホテル業界の面接において、傾向としてよく聞かれる質問はあるのでしょうか?
洗練されたマナーに加え、ホスピタリティや人柄が大切にされているホテル業界。人柄がよく見える面接の場では、マイナスな印象を与えてしまうことだけは避けたいですよね。
面接は緊張してしまうものですが、質問に対する回答が準備できているかどうかで、内容はがらっと変わります。
面接で質問されそうな質問を想定して、あらかじめ回答を準備しておくことが重要です。
ホテルの面接でよく聞かれる質問
ホテルの面接でよく聞かれる質問について紹介します。どのような意図で質問するのかを理解しておくと、回答の準備がしやすくなるはずです。面接対策の参考にしてくださいね。
基本情報【氏名・前職(もしくは学校)など】
面接では必ず最初に自己紹介を求められます。
名前やこれまでの経歴、アピールポイントを簡潔にまとめて伝えましょう。
ここで長々と時間をかける必要はありません。長くても1分程度に収めてください。場合によっては「30秒程度で自己紹介してください。」のように言われることもあるでしょう。
自己紹介は第一印象を決める大切な場面です。ここで、ホテルのスタッフにふさわしいかどうかのイメージが決まることがあります。
笑顔でハキハキと話し、好印象を抱いてもらえるように努めましょう。
長所と短所
自己紹介と併せて、長所と短所を聞かれるのも面接のセオリーです。
- ・あなたの強みと弱みを教えてください
- ・ご自身の長所が分かるエピソードはありますか?
長所と短所の質問では、自己理解ができているのかを図っています。自分自身と向き合う姿勢についても見られるでしょう。
長所を回答する際は、ホテル業務にいかせる特徴を実体験と結びつけて伝えることで印象アップをねらえます。
「私の長所は協調性があることです。良好な人間関係を築くことは業務を円滑に進めるために不可欠であると考えています。スタッフ同士との連携を大切にしながらお客様に最高のサービスを提供できるよう尽力します。」
上記のように、ホテルで働いた場合の貢献度が分かるようにすると効果的です。
一方、短所については、面接官に悪い印象を残さないように工夫することが大切です。
自分の短所について自覚をしており、その改善のために行動をしていることなどを伝えると、好印象を与えられるかもしれません。
また、長所と短所は紙一重。「心配性な一面がありますが、その分丁寧に確認を行うことができる」などを表現できるでしょう。
これまでの経歴
面接官は、あなたがホテルでどのような働きをしてくれるかを知りたいと考えています。
- ・これまでの経歴を簡単に教えてください
- ・前職までの経験を直近から順番に教えてください
この質問には、経歴からどんな経験・スキルを培ったのかを知ろうとする意図があります。
もし、ホテルや旅館で勤務した経験があれば、積極的に内容に盛り込んでくださいね。
ホテル業界には未経験でも応募可能な求人が多くありますが、何かしらの接客経験があれば優遇されることが一般的です。
アルバイト経験などを含めて接客業での経験があれば、しっかりとアピールしましょう。
志望動機
志望動機は、面接で必ず聞かれると言ってよいでしょう。
- ・なぜホテル業界で働きたいのか?
- ・なぜうちのホテルを志望したのか?
志望動機は、上記のように2通りの質問をされる場合があります。
特に、「なぜうちのホテルを志望したのか」と聞かれた場合は、そのホテルならではの特徴を踏まえた上で答えなければなりません。
企業のホームページから情報を仕入れることはもちろん、可能であれば一度ホテルを利用しておくと企業の雰囲気をつかめます。
面接官を納得させられる回答を用意しておきましょう。
なお、志望動機の作成にお悩みの方は「おもてなしHR」にご相談ください。書類作成のサポートや面接対策なども行っております。
転職理由
中途採用の場合は、転職・退職理由について聞かれることが一般的です。
- ・転職理由を教えてください
- ・なぜ前職を退職しようと思ったのですか?
転職理由についてはポジティブなものもあれば、ネガティブな理由もあるでしょう。しかし、面接ではできるだけ良い印象を与えたいもの。
ネガティブなことばかりを伝えてしまうと「また同じ理由で転職するのではないか?」と不安視されてしまうこともあり得ます。
といったように、残業が続いたことが退職のきっかけであっても、この転職が成長やキャリアアップ目的であることが分かるよう、プラスの印象を持ってもらえるような言い回しを意識しましょう。
入社後のキャリアビジョン
転職活動中は、「面接に合格して内定をもらうこと=ゴール」と考えてしまいがちですが、実際は働き始めてからが本当のスタートです。
面接官は勤務を始めてからどのように活躍してくれるかを気にしています。
- ・5年後、どうなっていたいですか?
- ・将来の夢はありますか?
上記のような質問を通して入社後のミスマッチを防いだり離職率の低い人材を見極めたりしています。
自ら目標を設定する主体性や能動的に行動できるかを判断していることもありますので、できるだけ具体的にビジョンを述べ、意欲をアピールすることが大切です。
ホテルの面接で「質問はありますか?」と逆質問されたら
面接の最後には必ずと言っていいほど逆質問があります。
- ・何か質問はありますか?
- ・最後に聞きたいことはありますか?
逆質問は求職者の入社意欲を知ることが大きな目的です。
質問をしたい内容が具体的で複数あることで、応募先の企業に興味があることが伝えられるでしょう。また、自身の考えをまとめられるか、スムーズな会話ができるかなど、コミュニケーション能力を図ろうしている場合もあります。
逆質問は自身をアピールする機会でもあります。あらかじめ逆質問を2〜3つほど用意しておくと安心です。
このとき「特にありません」で終わってしまうと、志望度が低いと思われてしまうかもしれません。
- ・○○さん(名前が分からないときは面接官の方)がこのホテルで働いていて嬉しかったことは何ですか?
- ・志望している配属先の仕事内容や1日のスケジュールを教えてください
- ・入社後のスキルアップのため、今から勉強しておいたほうが良いことはありますか?
このような質問であれば、ホテルで働く意欲やホテルへの関心を示せるので、面接官の心をつかみやすいかもしれません。
なお、ホテルの面接で聞かれる質問や逆質問への回答などにお悩みの方は「おもてなしHR」をご活用ください。専任のアドバイザーがアドバイスさせていただきます。
ホテルの面接では質問を想定して臨もう
ホテルの面接に通過するためには、質問の傾向を知り、対策をしておくことが非常に大切です。
緊張しやすいという方は、落ち着いて面接を受けるためにも事前に準備をしっかりとしておきましょう。
また、当サイト「おもてなしHR」では、ホテル業界に精通したアドバイザーが転職のサポートを行っています。
応募先のホテルの面接で良く聞かれる質問をふまえて、いっしょに面接対策をすることもできますので、ホテル業界に興味のある方はぜひご相談ください。