製菓衛生師とは?試験内容や受験資格、取得するメリットまで紹介

製菓衛生師免許は、パティシエを目指している方におすすめしたい資格の1つです。製菓衛生師は国家資格ですので、一度取得すれば一生使えます。 お菓子を安心安全に提供する際に欠かせない衛生管理に対する十分な知識を習得することが証明されるので、信頼度にも大きく影響する資格と言えるでしょう。製菓衛生師の試験内容や受験資格、取得のメリットについて紹介します。

目次

    製菓衛生師免許とは?

    iStock.com/Edwin Tan

     

    製菓衛生師は、製菓衛生師法で定められた国家資格です。

     

    製菓というと、お菓子作りのプロであるパティシエを思い浮かべる方も多いかもしれませんね。

     

    製菓衛生師は、パティシエとは全く異なります。

     

    必ずしも資格試験に合格していなくても名乗ることができるパティシエに対して、資格がなければ名乗ることができない「名称独占資格」であるのが、製菓衛生師です。

     

    製菓衛生師は製菓製造だけでなく、衛生知識の習得も必要な資格です。

     

    パティシエとして働く場合に、必ず取得しなければならないということはありませんが、製菓衛生師であるということが、製菓についての十分な技術と知識を取得していることの証明になります。

     

    参考:製菓衛生師/厚生労働省

     

    製菓衛生師免許の試験内容は?

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    製菓衛生師の試験は、各都道府県で実施されます。試験内容は7科目に統一され、一部の都道府県を除いて、60問をマークシート方式で回答します。

     

    試験はペーパーテストのみで、年に1度の実施ですが、各都道府県で日程は異なります。

     

    • ・衛生法規
    • ・公衆衛生学
    • ・栄養学
    • ・食品学
    • ・食品衛生学
    • ・製理論及び実技
    • ・実技

     

    出題範囲は上記の内容です。

     

    実技は「和菓子分野」「洋菓子分野」「製パン分野」の中から1分野を選択して受験します。実技となっていますが、試験方法はマークシートです。

     

    製菓衛生師免許の受験資格は?

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    製菓衛生師免許には受験資格が必要です。受験資格を得るには、2通りの方法があります、それぞれについて紹介します。

     

    養成施設で1年以上学ぶ

     

    製菓専門学校などの、都道府県知事が指定する養成施設で1年以上学ぶことで製菓衛生師受験資格が得られます。

     

    修業年数や授業日程は学校ごとに異なりますが、学ぶ内容は同じです。

     

    食品衛生に関する法律や衛生学、製菓理論や実技など、さまざまな分野の知識をまんべんなく学べたり、試験に関する学問を授業でしっかり教えてもらえたりするので、独学よりも理解が進みやすいのがメリットです。

     

    2年以上実務経験を積む

     

    義務教育を修了し、2年以上菓子製造業に従事すると、受験資格を得ることができます。

     

    菓子製造業の実務経験に含まれるのは製造業務のみです。菓子製造業に従事していても、製造以外の業務に携わっていた期間は経験に含まれません。複数の勤務施設で、製造に携わった経験がある場合は、合計年数でも認められます。

     

    実務経験に含まれるのは、週4日以上かつ1日6時間以上の勤務の場合ですので、パートやアルバイトの場合は注意が必要です。

     

    現場経験を積みながら独学で勉強することになりますが、技術と知識の両方を同時に身につけることができるのはメリットでしょう。

     

    製菓衛生師免許を取得するメリットは?

    iStock.com/Edwin Tan

     

    製菓衛生師免許は、パティシエとして働くために必ずしも保有していなければならない資格ではありません。しかし、保有していることで働き方やキャリアに対するメリットがあります。取得するメリットについて紹介します。

     

    お客様からの信頼度が上がる

     

    製菓の製造では生ものを扱うことが多くあります。必ずしも火を通して製造されるものではないため、衛生面への配慮は必須です。

     

    製菓衛生師免許であることは、衛生面への意識の高さの証明につながるでしょう。

     

    正しい知識と技術を持った人が作っていると感じれば、お客様は安心してくれはずです。

     

    働き先の幅が広がる

     

    パティシエとしての実務経験が少ない新卒であっても、製菓衛生師免許を持っていることで知識が備わっている証明になります。

     

    有資格者であるということで信頼度は上がりますし、専門性の高さをアピールできます。

     

    実務経験があっても実績が少なかったり、新卒で製菓経験がなかったりしても、製菓衛生師免許を取得していることで、製菓に対する熱意があると認識してもらうこともできそうです。

     

    独立時の役に立つ

     

    パティシエとして実績を積み、将来は独立したいと考えている場合も、製菓衛生師免許を保有していることが役立ちます。

     

    飲食店の開業には「食品衛生責任者」の資格が必要です。製菓衛生師免許を保有していれば、この資格が無試験で取得できるのです。

     

    製菓衛生師免許は国家資格ですから、プロであることのアピール材料としても役立つでしょう。

     

    製菓衛生師免許を取得して信頼あるパティシエに!

    iStock.com/Prostock-Studio

     

    製菓衛生師免許は、必ずしも取得しなければならないものではありませんが、信頼度に大きく影響するのは事実です。

     

    ホテルのパティシエを目指している方には、おすすめの資格と言えるでしょう。ワンランク上の技術と知識が求められるホテルのパティシエですから、資格取得が自信にもつながるはずです。

     

    製菓衛生師免許をいかしてホテルで働きたいという方は、おもてなしHRにご相談くださいね。

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