履歴書のアピールポイントにもなるユニバーサルマナー検定!内容やいかせる職場とは?

多様性への対応が重視されている今、宿泊業界においてもバリアフリーに対する知識と技能を持つ人材が求められています。誰もが楽しめる観光を実現するには、ユニバーサルマナーの知識が必要不可欠でしょう。ユニバーサルマナーを総合的に学べる検定試験の内容や、資格の取得方法、いかせる職場について見ていきましょう。

目次

    ユニバーサルマナー検定はどのような資格?

    iStock.com/tongpatong

     

    ユニバーサルマナー検定は、さまざまなハンディを抱える人へのサポート方法を学ぶ場として、ユニバーサルマナー協会が運営しています。

     

    障害のある当事者がカリキュラムを監修しており、「自分とは違う誰かの視点に立ち、行動する人を育てること」を目的とした検定です。

     

    多様な人の心理状況やコミュニケーションの取り方を知り、どのように行動に移せばよいのかを考え、実際に行動するための資格と言えるでしょう。

    ユニバーサルマナー検定のカリキュラムを級別に見てみよう

    資格の種類は3級・2級・1級があります。それぞれのカリキュラムや、取得方法を見ていきましょう。

    3級のカリキュラム

    3級では、「代表的なお声がけ方法」など、多様な人と接するための基本的なマナーを学びます。試験などはなく、講座を受講すれば資格を取得できるため、ユニバーサルマナーの入門として適切ではないでしょうか。

     

    カリキュラムは75分の講義と45分のグループワークで構成されています。会場で受講する他、eラーニングでの受講も可能で、eラーニングの場合はグループワークの代わりに意見を記入する時間が設けられているとのこと。

     

    3級で学習するのはユニバーサルマナーの概要や、お年寄り・障がいのある方への向き合い方、どのような方がどのような場面で困るのかといった内容です。

     

    費用は5500円で、誰でも受講可能です。

    2級のカリキュラム

    ユニバーサルマナー検定はステップアップ式の資格のため、2級を受けるには3級を修了している必要があります。ただし、3級・2級が同日に開催される日もあり、1日の受講・受験で取得することは可能です。

     

    2級では車いすの操作方法や、視覚障害のある方を誘導する方法など、実践的なサポート方法やより詳しい知識を学び、最後に検定試験が行われます。

     

    トータル約5時間で講義・実践研修・検定試験を受ける1日集中コースと、事前学習をしてから実技研修と検定試験のみを受ける分割受講コースがあるので、都合に合わせて選ぶと良いでしょう。

     

    費用は16500円で、3年に1度の更新が必要です(更新料3300円)。

    1級のカリキュラム

    最上級である1級は、多様なカリキュラムの中から希望する内容を選択できます。カリキュラムの正式名称と内容は以下の通りで、この中から3つを選び、受講する必要があります。

     

    【認知症対応マナー研修】

     

    認知症に関する対応マナー研修

     

    【LGBT対応マナー研修】

     

    性的マイノリティに関する対応マナー研修

     

    【ユニバーサルコミュニケーション研修】

     

    聴覚障害に関する対応マナー研修

     

    【ユニバーサルワーク研修】

     

    精神・発達障害に関する対応マナー研修

     

    1級は選択したカリキュラムの講座をオンラインで受講した後、体験受講を経てレポートを提出するという流れです。レポート提出から1カ月で合否の通知が来るとのこと。また、1級を取得するには3級・2級を取得している必要があります。

     

    費用はカリキュラムの講座ごとに5500円で、体験受講とレポートの提出には別料金がかかります。また、3年に1度の更新があり、更新料として3300円かかることも覚えておきましょう。

     

    参考:ユニバーサルマナー検定について/ユニバーサルマナー検定公式ホームページ

    ユニバーサルマナー検定がいかせる職種

    多様な人々が訪れるホテルや旅館において、ユニバーサルマナー検定で得た知識や技能は、温かいおもてなしをする上で大いに役立ちます。

     

    ユニバーサルマナーをいかせる宿泊業の職種を紹介します。

    コンシェルジュ

    コンシェルジュはお客様のご要望を伺い、どのようにすれば喜んでいただけるかを考えてお客様に提案する立場から、高度な接客スキルが求められます。

     

    ユニバーサルマナー検定では、多様な人々の特徴や心理状況を心得た上で、ケースバイケースの適切なサポート方法が身につくので、きめ細やかなおもてなしを実現できます。

     

    また、レストランや客室係のスタッフなどにも、どのようにサポートすれば良いのかを教えることができ、ホテル全体のサービスの質を向上する上でも役立つでしょう。

    ブライダルプランナー・介添人

    ホテルで結婚式を挙げるお客様の中には、障害のある方や妊娠中の方など多様な方がいます。結婚式においてお客様と会場スタッフをつなげる役割を果たすブライダルプランナーや介添人は、それぞれのお客様に合わせた提案やサポートを考え、結婚式が最高の思い出となるように支えることが重要です。

     

    ユニバーサルマナー検定での学びは、お客様がどのようなことを不安に感じているか、お客様の心理を理解することに役立ちます。一人ひとりに合ったサービスの提供にいかせるでしょう。

    仲居・女将

    旅館ならではの家庭的なサービスを実践する仲居や女将は、ユニバーサルマナー検定で幅広い視点を学ぶことにより、さまざまなお客様へのおもてなしにいかせます。

     

    女将は、全体を指揮する立場であることから、お客様に合った部屋タイプや料理を提供するなど、配慮の行き届いた対応が求められます。

     

    仲居は、直接お客様をおもてなしする立場として、車いすの押し方などを心得ていることで、温かな気配りを感じてもらえることでしょう。

     

    ユニバーサルマナー検定を取得して履歴書のアピールポイントにしよう!

    iStock.com/itakayuki

     

    サポートを必要とする人は高齢者や障害者以外にも、外国人やベビーカー利用者などさまざまです。多様性を増す現代社会において、ユニバーサルマナーの知識は重要でしょう。

     

    相手の立場に立って「良い対応」を学べるユニバーサルマナー検定は、就職・転職の際のアピールポイントとしても有効です。履歴書に書ける立派な資格のひとつなので、ぜひチャレンジしてくださいね。

     

    なお、資格をいかす仕事探しはおもてなしHRにお任せください。

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