体験型観光では何をする?全国各地の事例を紹介!

体験型観光は最近注目をあびている旅行のスタイル。明確な定義はありませんが、従来、旅行の中心だった団体での物見遊山ではなく、個人や少人数のグループで自分たちにとって興味のあることの体験をメインにする旅行が「体験型旅行」と呼ばれています。体験型観光の内容や、全国各地の事例を見ていきましょう。

目次

    体験型観光の内容6選

    ろくろ回し

    metamorworks – stock.adobe.com

     

    「体験型観光」に分類されるのは、以下のようなアクティビティを中心とした旅行です。

    モノづくり体験

    地域の伝統工芸品や郷土料理を作る体験は、体験型観光のメインイベントとされることが多いでしょう。

     

    また、ハーバリウムやキャンドル、ガラス細工といったおしゃれな小物を作る体験も人気。作る時間を楽しみつつ、形として残るモノを持ち帰れる点が喜ばれています。

    お試し移住

    体験型観光にはちょっとした「お試し移住」的な面があります。一般的な観光旅行よりも、地域の文化や伝統、生活に触れる機会が多いため、移住を考える材料として適切なのですね。

     

    移住者の誘致を目的として、自治体が体験型観光ツアーを主催することもあります。

    自然体験

    自然体験も、体験型観光のアクティビティとして代表的です。雄大な自然を存分に味わう体験と言えるでしょう。

     

    沖縄県では美しい海でのマリンスポーツ、北海道ではパウダースノーのゲレンデでのウィンタースポーツが楽しめるなど、その地域ならではの魅力に触れられる点もメリットです。

    文化体験

    訪れた国や地域の文化に触れることも、体験型観光には欠かせません。

     

    民族衣装を着る、郷土芸能に参加するといった伝統的な文化から、アニメや漫画などのサブカルチャーまで、幅広い文化を体験するための旅行をする方は多いでしょう。

    食文化体験

    郷土料理や特産品を食べることは、その地域の食文化に触れる体験です。

     

    インバウンド客にとっては寿司やてんぷらといった一般的な日本食を食べることも、エキサイティングなアクティビティではないでしょうか。

    宿泊体験

    ただ「泊まる」のではなく、さまざまな体験ができる宿泊にも、需要があります。

     

    農家民宿や古民家の宿、コンセプトのあるホテルなどでは、滞在中も意義のある時間を過ごせることでしょう。カプセルホテルやビジネスホテルといった日本独自の宿泊施設が、インバウンド客の人気を集めることも。

     

     

    体験型観光の事例5選

    精進料理

    かめです – stock.adobe.com

     

    さまざまな楽しみ方のある体験型観光ですが、実際にはどのような旅行が提供されているのでしょうか。体験型観光の事例を見ていきましょう。

    謎解きゲームの体験型観光

    近年、街中での「謎解きゲーム」が流行しています。与えられた地図や手がかりをヒントに、さまざまな場所をめぐってミッションをクリアするという内容で、ゲームを楽しみながら地域を理解できることが特長。

     

    東京都の浅草や、栃木県の日光などでは「下町」「忍者」「アニメコラボ」といった日本らしい謎解きゲームが開催されました。インバウンド客の呼び込みにも貢献したのではないでしょうか。

    「その場所ならでは」の体験型観光

    「その場所でしかできないこと」の代表例として「景色を堪能する」ということが挙げられます。

     

    岐阜県の白川郷や三重県のリアス式海岸をヘリコプターでながめたり、鹿児島県の桜島を軽飛行機で遊覧飛行したりといった事例があります。

     

    名所の見物は従来のマスツーリズムでも定番の要素でしたが、体験型観光ではよりダイナミックに楽しむことが特徴と言えるでしょう。

    伝統文化の体験型観光

    国や地域の伝統文化に触れる体験は、強く印象に残るもの。「その場所の一員になった」という気持ちが生まれることもあるでしょう。

     

    舞妓さんの衣装を着て京都の街を歩いたり、浅草などの下町をレンタル着物で散策したりといったアクティビティは、根強い人気があります。

     

    また、山形県の長井市では獅子舞体験、石川県の金沢市では能楽衣装を体験できるなど、郷土芸能の体験ができることも。

    精神世界の体験型観光

    信仰・信条の枠を超えて、さまざまな精神世界に触れることも体験型観光のひとつです。神社やお寺、教会といった場所をお参りしたり、座禅会やミサに参加したりといったことが代表的な例ではないでしょうか。

     

    また、東京都内のお寺では、精進料理の作り方を学ぶ、お寺に宿泊して修業を体験するといった体験型観光が実施されています。全国各地の寺院でも同様の体験ができるようです。

    デジタル技術による体験型観光

    「体験型観光」と聞くと、自然の中でのアクティビティをイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし、デジタル技術を駆使してインドアで体験できるコンテンツも多々あります。

     

    たとえば古墳で知られる大阪府の堺市では、古墳群の8K空撮映像を部屋いっぱいに投影することで、没入感のある体験を実現しています。また、東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県では、ARスマートグラスを利用して津波被害や震災の記憶を疑似体験するツアーが開催されました。

     

    参考:体験型観光の事例について/観光庁資料

    宿泊業界で体験型観光を提供しよう!

    ホテル

    rilueda – stock.adobe.com

     

    体験型旅行はアイデア次第でさまざまな楽しみ方ができます。宿泊業界においても、斬新なアイデアで体験型観光を盛り上げられるはず。「旅行を企画するのが好き」「新しいことにチャレンジしたい」という方は、宿泊業界で働くことを検討してはいかがでしょうか。

     

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