接客経験者におすすめ！志望動機の書き方

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接客業は求人件数が多く、アルバイトやパートでも経験できる業種です。「ありふれた仕事で就職・転職する時のアピール材料にはならないのでは？」と思う人もいるかもしれません。

しかし、実際に接客業を経験した人であれば、仕事を通してさまざまスキルを身につけているはずです。

転職活動の場でも、身につけたスキルをしっかりアピールしたいところですが、どのような志望動機が効果的なのでしょうか。

アピールポイントや志望動機の例文を詳しく見ていきましょう。

志望動機でアピールすべき接客経験のポイント

まずは接客経験者のアピールポイントを把握しましょう。自身の経験やスキルと、照らし合わせて確認してくださいね。

接客が好き・得意ということの裏付け

接客経験がある人、接客経験をいかして転職したいという人は、人と接することが好き・得意なのでは。

転職活動ではその気持ちをしっかり伝えたいところですが、ただ「好きです」「得意です」と言うだけではなく、それを裏付けるエピソードを添えると、説得力が増すのでおすすめです。

お客様アンケートで対応が良いと褒められた、オーダー取りでわざわざ指名してくれる常連客がいる、といったエピソードがあれば、ぜひ伝えましょう！

接客経験で得た強み

接客経験についてもただ「接客経験があります」と伝えるだけでは不十分です。

接客経験を通してどのような強みを得たのか、具体的に伝えましょう。また、接客以外の業種に応募する場合は、応募先の仕事と重なる要素を選ぶことがポイント。

たとえば携帯電話ショップのスタッフから事務職への転職であれば、「お客様への案内を間違わないように、確認しながら対応を進めたことで、正確に仕事をこなす慎重さが身につきました。」とアピールできるでしょう。

自分の強みを把握するためには、接客経験を通して学んだことや工夫したことなどを紙に書き出すことがおすすめです。

以下の記事では、接客経験で得られる強みについて、より詳しく解説しています。併せてご一読ください。

応募先で接客経験をどういかすのか

しっかりアピールしたスキルや強みも、入社後にどういかせるのかを伝えなければ、ただの自慢話で終わってしまいます。

接客経験のある自分を雇うことによって、応募先にどのようなメリットがあるのかを、忘れずに盛り込みましょう。

また、この部分は志望動機に直結する重要なポイントです。全体を通して辻褄が合わなくならないように、注意してくださいね。

また、以下の記事では全般的な志望動機の作成ポイントについて解説しています。併せてご一読ください。

接客経験をアピール！志望動機の例文

上記のポイントをふまえて、志望動機の例文を見てみましょう。接客業への転職と、別業種への転職のパターンをそれぞれ用意しました。

個人経営レストランからホテルのレストランへの転職

「質の高いホスピタリティを提供する仕事に魅力を感じて、応募致しました。私は現在、○○レストランのホールリーダーとして働いております。

ある日、お誕生日の食事でいらした家族連れのお客様から、ミネストローネスープからオリーブオイルを抜いてほしいというリクエストを受けました。

当店のミネストローネスープは仕込みの段階でオリーブオイルを使っており、お客様にお出しする段階で抜くことができません。

しかし、お誕生日のお祝いに当店を選んでいただいたお客様の気持ちを考えるとお断りするのが忍びなく、キッチンにあるもので作れるトマトスープを提案したところ、大変喜んでいただけました。

このような経験から、可能な限りお客様の要望にこたえ、喜んでいただけることに達成感を覚えたのですが、個人経営のレストランではできることに限界があり、転職を決めました。

10年連続で顧客満足度ナンバーワンホテルに選ばれている貴館のレストランで、お客様に尽くしたいという気持ちを発揮し、働きたいと考えております。」

家電量販店の店員からOA機器の営業職に転職

「お客様のニーズを探り、先回りして提案する力をいかして働きたいと思い、志望しました。

私は現在、家電量販店の○○電機でパソコンや家庭用プリンターの販売を担当しています。私のモットーはお客様の話を深掘りして聞けば、必ず売上につながる、ということです。

お客様が家庭用プリンターを探しに来たのであれば、主にどのような物を印刷したいのかを聞きます。ここまでは誰もがやっていることですが、私は一歩踏み込んで、他に印刷したいものはあるか、というところまでヒアリングします。

すると、仕事で使う文書の他に、ラベルも印刷したい、といった要望を把握できます。今どきのプリンターは1台にさまざまな機能が備わっており、文書もラベルも印刷できる機種はもちろんあります。

しかし、お客様の話を掘り下げて聞くと、ラベルは頻繁に必要になるので手軽に印刷できる方が良い、という要望が見えてきます。

そこで、もともと買いに来た家庭用プリンターに加えて、手軽に使えるラベル印刷機もおすすめし、買っていただくという方法で、昨年度は売上ナンバーワンの賞を手に入れました。

家電量販店での接客で培った傾聴力と提案力をいかし、OA機器業界の最大手である御社の売上に貢献したいと考えております。」

志望動機の伝え方は転職エージェントに相談しよう

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志望動機を面接官の心に響くものにするためには、アピールポイントを押さえ、具体的に伝えることが重要です。今回、紹介した内容を参考に、説得力のある志望動機を考えてみてくださいね。

また、志望動機の伝え方で悩んだ際には、転職エージェントに相談することもおすすめです。アピールすべき強みについてのアドバイスや、添削などのサポートが期待できるでしょう。

ホテル・旅館への転職については、おもてなしHRにお任せください。