ワーケーションの費用には何がかかる?負担はどうなる?

休暇を楽しみながら仕事もする。ワーケーションという働き方に注目が集まっています。リフレッシュする時間があることで仕事に対する意欲が増したり、仕事の時間を確保することで休暇取得のハードルは下がったり。企業にも従業員にもメリットが多い働き方です。ここで気になるのはワーケーションの費用。ワーケーションにはどのような費用がかかるのか、費用負担はどう考えるのかについてご紹介します。

目次

    ワーケーションという「働き方」

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    観光地やリゾート地でリモートワークを行いながら休暇も過ごす、ワーケーションという働き方。新しい生活様式のなかで働き方改革が進み、昨今注目を浴びています。

     

    仕事とプライベートの境目が難しくなりそうという声も聞かれるようですが、実際に導入した企業や参加した従業員からは前向きな意見の方が多いようです。いつもとは違う環境で新しい発想がうまれたり、新たな出会いによって新ビジネスが展開したり、生産性の向上や労働意欲の向上につながることも。

     

    長期休暇がほしいと思いながらも、自身の業務量や他の従業員への負担を考えるとなかなか実現できないということもあるでしょう。ワーケーションであれば、休暇中に仕事をすることが可能です。休暇が取得しやすくなることで、有給休暇取得率の向上にも効果があります。

     

    企業が所有する保養所や営業所内に、ワーケーション用にワーキングスペースを設置したり、企業と自治体が連携したり、導入方法はさまざまです。ワーケーションには、仕事と休暇のそれぞれの面が存在します。ここで気になるのは、費用の面でしょう。

     

    会社内での仕事であれば給与・経費が発生するのは当然ですが、休暇を過ごす土地での仕事となると、費用について疑問に感じることもあるはずです。ワーケーションにかかる費用についてご紹介します。

     

    ワーケーションにかかる費用は?

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    ワーケーションを実施するかを決めるにはまず、費用を考える必要があります。

     

    • ・交通費
    • ・宿泊費
    • ・観光費
    • ・食費

     

    ワーケーションにかかる費用にはこのようなものがあります。基本的には、休暇を過ごすために必要な費用と、大きく変わりはないでしょう。しかし、ワーケーションには仕事をする時間も含まれます。出勤は必要ないとはいえ、滞在中には仕事に充てる時間が発生します。仕事という面で考えると、仕事にかかる費用・休暇にかかる費用の線引きを考えなければなりません。これらの費用については企業によって負担方法が異なるため、事前の確認が必要です。

     

    ワーケーションの宿泊先と費用

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    ワーケーションにかかる費用のなかで最も重要とも言えるのが宿泊費ではないでしょうか。どこに宿泊するのか、期間はどの程度なのかによって費用に大きな差が出ます。ワーケーションで利用される施設と費用についてご紹介します。

     

    ホテル・旅館

     

    ワーケーションで利用されることが多い、ホテルや旅館。館内にデスクがあったりWi-Fi環境があったりするので、仕事のために外に出る必要がありません。選択肢も多いため、ワーケーション初心者には便利でしょう。

     

    費用は一人あたり5千円~1万円程度。宿泊施設によっては、連泊割引などもあります。家族での宿泊、長期間の宿泊の場合は負担が大きくなることも考えられます。

     

    マンスリーマンション

     

    家具や家電がそろうマンスリーマンションも、ワーケーションの滞在先として使用されることがあります。自宅のように過ごすことができるため、一度は暮らしてみたいと思った土地を訪れるのも良さそうです。

     

    立地や設備などによって費用は異なりますが、一カ月あたり7万円~15万円ほどの滞在費がかかります。初期費用や退去費がかかることもあるため、ワーケーションの滞在先としては高額な印象です。

     

    シェアアパートメント

     

    個室を持ちながら、キッチンやリビングなどを共有スペースとして利用するシェアアパートメント。プライベートも確保しながら、他の利用者との交流も楽しめるのが魅力です。建物内にワーキングスペースが設けられていることもあります。

     

    賃料は一カ月あたり5万円~7万円ほど。長期のワーケーション、他者との交流も楽しみたいという人には良さそうです。

     

    キャンプ場

     

    仕事をすることを考えると不向きにも感じられるキャンプ場ですが、近くにワーキングスペースが設置されたキャンプ場もあります。テントを設置せず、コテージやグランピングテントを利用することも可能です。

     

    滞在方法によって費用は異なりますが、テントを利用する場合には入館料のみということもあります。休暇はアウトドアと楽しみたいという人にとっては有意義なワーケーションになりそうです。

     

    ワーケーションの補助金制度

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    ワーケーションには自治体の補助金制度が使用できる場合もあります。ワーケーション中に必要な費用の一部に補助金が適用されるため、利用することで費用負担を軽減することができます。補助金制度は、ワーケーションに参加する個人に対するもの、ワーケーションを導入する企業に対するものがあり、内容・金額は自治体ごとに異なります。

     

    ワーケーションに補助金制度がある自治体とその内容についてご紹介します。

     

    奈良奥大和地域

     

    「レンタカーdeワーケーション」

     

    奈良県奥大和地域でワーケーションに参加する人を対象にした、レンタカー割引があります。レンタカーの利用料が、一泊に付き2000円割り引かれ、上限は1万円です。利用のためには、指定の宿泊施設を利用すること、アンケートに回答するといった条件があります。

     

    参考:奥大和ワーケーションポータルサイト

     

    北九州市

     

    「おためしサテライトオフィス誘致促進事業」

     

    地方に拠点設置を検討する首都圏などの企業に対し、交通費・宿泊費・ワークスペース利用料を助成しています。北九州市内の企業や学校との交流に力を入れているため、専属のコーディネーターが地域交流の機会の創出も支援しています。

     

    参考:北九州市HP

     

    ワーケーションの費用は経費として認められるケースも!

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    ワーケーションは、休暇を楽しみながら一部の時間を仕事に充てるという働き方。休暇を楽しむという側面を持っているため、そこにかかる費用負担については疑問を持つ人も少なくないでしょう。

     

    ワーケーションにかかった費用は、経費として認められることも。そのためには、業務に必要な費用であることを証明する必要があります。仕事をするために利用したワーキングスペースの利用料、仕事中に使用した通信費、ワーケーションで訪れる土地に指定がある場合の交通費など。会社から指示があった場合や、明らかに仕事と認められる部分については、自己負担が発生しないこともあります。

     

    ワーケーションの費用は線引きが難しい面もあるため、事前確認は必須です。会社では経費として認められなくても、自治体の補助金制度を利用することで負担が軽減することもあります。休暇の時間を有意義にするためにも、費用については十分に確かめてからワーケーションに参加するようにしてくださいね!

     

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