携帯ショップを辞めたい!その理由とスキルをいかせる転職先とは?
目次
携帯ショップを辞めたい理由5選
携帯ショップを辞めたい理由として、代表的な例を見ていきましょう。
接客に苦労する
老若男女、さまざまなお客様が訪れる携帯ショップ。携帯電話・スマートフォンを使いこなすための知識やスキルがひとりひとり異なるので、それぞれのお客様に合った案内をすることが求められます。外国人のお客様や、障がいのあるお客様に対する適切な対応も必要でしょう。
また、故障や不具合などの困った状況で訪れるお客様が多いことも、携帯ショップならではの苦労ポイントです。来店した時点でイライラしているため、待ち時間が長かったり、説明が難しかったりするとクレームに発展しかねません。
理不尽なことで怒りだすお客様もいるでしょう。たとえば他社アプリの操作など、管轄外の質問をされて案内できない旨を説明しても理解してもらえないことや、分割払いの審査が通らないと店員に「何とかしろ!」と迫るといったことが挙げられます。
そして、お客様ひとりあたりの対応時間を厳しくチェックしている店舗も存在します。責任を持って最後までサポートしたいという気持ちがあっても、時間を管理されるため、それがかなわない場合もあるでしょう。
覚えることが多い
携帯電話・スマートフォン業界では、新しい機種や料金プラン、キャンペーンが次々に登場します。お客様にしっかりと案内するためには、常に勉強して正しい知識を身につけなければなりません。
また、店舗によってはスタッフがその場で回線を開通させる手続き取る場合もあります。専用端末の操作をひとつ誤っただけで、契約内容と相違してしまうため、こちらについても勉強が必要です。
覚えることが非常に多く、休憩時間や休日が勉強で潰れることもあるでしょう。
ノルマがきつい
携帯ショップでは、店舗ごと・個人ごとのノルマが課せられていることがあります。
ノルマ達成のために、本来であれば不要なプランや高額な付属品をおすすめしたり、キャンペーンへの加入を提案したりしなければならないことは、スタッフにとって大きなストレスではないでしょうか。明らかにオーバースペックな端末を売って罪悪感に悩まされている方もいるでしょう。
また、数字を作るために、自分で複数の契約を結ぶケースもあるようです。ノルマを達成すれば高い収入を得られる可能性がありますが、未達が続いて金銭的に厳しくなることも考えられます。
勤務時間が長い
携帯ショップは営業時間が長く、スタッフはシフト制で働くことが一般的です。人手不足の店舗では残業が常態化していたり、毎日のノルマを達成するまで帰れない雰囲気だったりするのではないでしょうか。
また、繁忙期は来店が増え、営業時間内にお客様をさばききれないこともあります。本来の営業時間をオーバーしても、お客様対応が終わらなければ帰宅できません。
疲れている時に、長時間待たされたことでイライラしているお客様の相手をするのは本当につらいもの。勤務時間の長さが原因で離職する方は少なくないでしょう。生活リズムが乱れて体調を崩しやすいことも、辞めたくなる理由のひとつです。
対人関係が難しい
携帯ショップで働く人の立場はさまざまです。代理店の正社員、契約社員、アルバイトの他、派遣社員や派遣会社の正社員などもまぜこぜになっていることが多いでしょう。
立場が違えば待遇も違うため、不公平に感じてぎくしゃくしたり、理屈の通らない上下関係が生まれたりしがちです。チームワークで運営する携帯ショップにおいて、対人関係が悪化すれば、毎日の仕事はつらくなるでしょう。
お客様の取り合いや、ミスの押し付け合いといった争いが起こるリスクもあります。
携帯ショップを辞めたい方におすすめの転職先
携帯ショップのスタッフは大変な仕事ですが、さまざまなスキルが鍛えられる点はメリットです。携帯ショップで働いた経験がいかせる転職先を見ていきましょう。
コールセンタースタッフ
コールセンターの仕事では「人に何かを説明する」というスキルがいかせます。特に適しているのは、携帯電話・スマートフォンの操作方法や、料金などについて案内するコールセンターです。モバイル端末に関する知識が蓄えられているため、これまでの勉強で身につけた知識が役に立つでしょう。
また、対面での接客ではないため精神的な苦痛が少なく、販売ノルマもありません。「モバイル端末について説明すること自体は好き」という方に、おすすめの転職先です。
営業職
携帯端末の優れた点やお得なプランを提案してきた経験は、営業職でいかせます。携帯ショップで鍛えたプレゼンテーション能力を発揮できるのではないでしょうか。
また、一般のお客様を相手にする携帯ショップがつらかった方は、法人向け携帯電話の営業なども視野に入れてはいかがでしょうか。相手も企業の方なので、めちゃくちゃなクレームに遭遇するリスクは低いはずです。
接客業全般
人と接することが好きな方は、携帯ショップ以外の接客業を考えてみましょう。その際、重要なのは「携帯ショップでつらかったこと」が解消できる職場を選ぶことです。
たとえば「売上ノルマがきつかった」という方は、ホテルや旅館の接客スタッフが向いているかもしれません。ひとりひとりのお客様にマッチした案内を提供した、という経験がいかせるはずです。「数字を作る」ということに囚われず、心のこもったおもてなしを実現できるのではないでしょうか。
携帯ショップを辞めたいなら前向きに転職を考えよう!
あらゆる職業の中でも、特に過酷と言われる携帯ショップ。「辞めたい」と悩んでいる時はつい後ろ向きに考えがちですが、培ったスキルをいかして活躍できる場所はたくさんあります。前向きに転職を考えてみてくださいね!
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